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2.7 面積の移動又は付加
(1)面積の移動
図2.22において、Aを全体の面積、aを移動する部分の面積、Gは全体の面積の重心、gは移動する面積の重心、G’は面積の移動後の全体面積の重心、g’は移動した面積の重心、全体の面積Aから移動する小面積aを差し引いた残りの面積の重心をg0とすれば、gGg0は一直線上にあり、また、
![030-1.gif](../images/030-1.gif)
図2.22
![030-2.gif](../images/030-2.gif)
である。移動後の図形では
![030-3.gif](../images/030-3.gif)
従って、△GG'g0と△gg'g0とは相似形であるから、
![030-4.gif](../images/030-4.gif)
故に、
![030-5.gif](../images/030-5.gif)
となる。
全体の図形の重心Gは1部図形の重心gの移動に平行に(2.19)式GG’だけ移動する。一般に図形がどんな形をしていても同様である。また、容積(体積)或いは重量の一部の移動の場合も全く同様の関係が成り立つ。
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